2013年11月28日木曜日

手遊び



お土産

こっちに来てからすごくお世話になっている友達がいて、
彼にお土産を渡しました。

日本のカレーもごちそうしました。
すごいおいしいと言ってくれたのでよかったです。





おはし


この間友達の家で、食事していたら、
友達とルームシェアをしている人が、
異常にうまく箸を使ってご飯を食べていました。
突き刺したり、バッテンにしてはさむとかではなく、
普通に日本人が使うような手さばきで、
しかも難易度の高そうなピラフを食べていて、
こんなにうまく使いこなせている人はこっちでは見た事なかったので、
なんでそんなにうまいのか質問してみると、
箸の方が木でできてて、おいしく感じるから毎日使っているとのことでした。
最近自分も食器に興味を持ち始めていたので、
質感の心地よさを繊細に感じ取りそこに喜びを得ようと、
食べるための道具に気を使うっていいなって思いました。
ちなみにその人が使っていた箸は不揃いの長さで、
その影響で全員の箸が不揃いになっていましたが、
どれをどう変えたらいいのかも分からず、
勇気が出せず最後までそのことは言い出せませんでした。
不揃いでも発揮できるテクニックがすごいということで、
納得することにしました。
(後日また訪ねた時、普通にナイフとフォークを使って食べていましたが、
それは見なかったことにしました。)

ザクロ


友達がポルトガルの冬のフルーツを教えてくれました。
見た事もないようなフルーツとかもあって、食べ方とかも教わりました。
その中に外がオレンジで、中もオレンジで、やわらかいフルーツがあって、
それがすごく甘くておいしいよ、って教えてくれて調べたら柿でした。
地方によってはそのままカキって呼ぶらしくて、
こんなにグローバルな食べ物だったとは知りませんでした。
なにか食べた事ないものを試してみようとスーパーに行き、
これまで食べた事のなかったざくろを買ってみました。
トウモロコシのような食感で、おいしかったです。







2013年11月17日日曜日

おじさん


以前住んでいたベルリンに比べて自分の住んでいる町には、
物乞いの人の数はかなり少ないんですが、
それでも時々遭遇します。

この間、バスステーションでおじさんが、
「20セント」と言いながら手を出してきました。
ですがその時ちょうどバス通っていて、騒音が大きかったので、
本当は聞こえたんですが、NOというのは気が引けたので、
騒音のせいにして聞こえないふりをしていました。
そうしていると、おじさんも騒音さえクリアできれば、
お金をゲットできるかもって思ったらしく、
「20セント!」の声がだんだん大きくなってきました。
それでもまだ騒音で聞こえないふりをしていると、
最終的には「トゥエンティーー!」と
絶叫と言っていいくらいの声になってしまいました。
その勢いに押された自分はつい反射的に「NO」と言ってしまいました。
これまで(時間にするとほんの40秒くらいのもんですが)
一応騒音で聞こえないという体でこっちは演じてきたし、
向こうも本気を出し過ぎたのが恥ずかしかったのか、
なんか気まずい雰囲気が2人を包み込み、
そのままおじさんは寂しそうに去って行きました。

そのおじさんは、町のいろんな場所でよく見かけるんですが、
気まずいので、すれ違わないように注意していました。
こっちはアジア人だし歩いていると目立つので、
たぶん気づいてはいるだろうけど。
お互い知ってるけど、"知り合い"ではないので。

ところが今日の朝、角を曲がったところでそのおじさんに遭遇してしまいました。
3m先くらいから歩いてきたので、避けようもなく直進しました。
おじさんは顔色かえることなくこちらへ歩いて来て、
すれ違いさまに、ものすごく小さい声で「おはよう」と言っていました。
今日から”知り合い”になったようです。

2013年11月15日金曜日

T-shirt


サチエさんが作ったT-shirtが欲しいという友達がいたので、
頼んで作ってもらい今日プレゼントしました。



すごく喜んでくれました。似合ってますね。




2013年11月10日日曜日

再びポルトガル


ポルトガルに戻ってきました。
22時間かかったので、さすがに疲れました。
住んでいる町までは、バスに乗って1時間半かかるので、
必然的にいつもリスボンで一泊しなくてはいけません。
なので、いつも少し観光してから帰ります。



今日訪れたのは、カルモ修道院 です。
1755年のリスボン大地震で修道院と教会のほとんどが破壊されたそうです。
今は博物館になっています。
天井がなくなって空があらわになっています。











カルモ修道院からサンタ・ジュスタのエレベーターの方につながっていて、
リスボンの町並みを一望できました。




パッケージにひかれて、おかし(と思われる)を買いました。
まだ食べてないので、中身は分かりません。


オセロ動画 2

引き続き動画で気づいた事。

ルールはオセロと全く一緒で、プレーヤーが三人になっただけなので、
偶然白と黒の石が同数にならないかぎり、勝敗は決定します。

途中全員白になったり黒になったりしますが、
最終的な勝敗を決定するときは、
白黒それぞれ最後に石を打った人がその色のプレーヤーとして見なされて、
その色の石が多い人の勝ちとなり、少ない色の人が負けとなります。

そうすると必然的に白でも黒でもない、勝ちでも負けでもない人がでてきます。
オセロの盤上の痕跡によってその存在は確認できますが、
オセロのゲームの性質上、最終的にはその人は存在しないことになります。
このような形式的には存在していない存在というものがつくりだせないだろうかというのが、
この作品の試みの一つとしてありました。妖精のような。

当日参加者の方々の間では、このことを"部外者”と呼んで、
最もなりたくない存在となっていました。



動画のリンク

https://vimeo.com/78444091


2013年11月8日金曜日

オセロ動画

アート亀山でやったオセロの動画をアップしました。

https://vimeo.com/78444091

協力してくださった方々本当にありがとうございました。


白と黒の石が目まぐるしく入れ変わるオセロは、
そのことを含めて一つのプロセスの中で展開していきますが、
今回の作品の試みの一つとして、
人も白と黒が入れ替わり、戦略を持ってオセロに臨むことを困難にさせ、
時間性を”瞬間”に分断するというものがありました。

記録したムービーを改めて見ていると、
参加者は、
白と黒が途中で分からなくなったり、
またそれを忘れなくする工夫をしてみたり、
先を読んで戦術を立てようとして諦めたり、
といった想像していた反応もありました。
が、
白サイドと黒サイドという立場から一歩引いた視点で、
白と黒の関係性を見ていたり、
(白の石の割合が多いとか、その場面の状況を相談しあったり、)
一回でどれだけ石をひっくり返せるかということで
競ったり、喜びを得たり、
粋な手、粋なひっくり返し方など
(こちらから見ていても理解出来ませんが、参加者の三人の中には共通の認識があるようです。)
をほめ合ったり、けなしたり、と別の文脈を作ってゲームをしているのが、印象的でした。